ハンド・イン・ハンドのパティが電話をくれて、カウンセリングとリスニングしてもらいました。

自分では、日常を淡々とこなしているし、そんなに感情的になっていると思っていなかったけど、パティの声を聞いたら大泣きしてしまいました。
泣くと緊張が和らぎ、脳内のストレス物質が取り除かれるので、より良い思考ができるようになります。
子供のいないところで、大人同士で涙を流しておくと、困難な状況でも力強くいられます。

ハンド・イン・ハンドのサイトに、「Talking to Your Child About Natural Disasters」という、パティが9−11の時に書いた記事が載っています。


英語のオリジナルを要約しました。
(1)まず、親のフィーリングは大人同士のリスニングで解消する。
泣いたり、震えたりして、奥深くにある感情をリリースすることで、家族への愛 情を取り戻し、子供とはいつも以上に愛情をもって接する。
自分が悲しくなったり怒ったりしたら、無理して隠すのではなく、「ニュースを 見たら悲しくなったから、悲しさを外に出そうとしているの」と、詳細 には触 れずに説明する。

(2)子供ができるだけメディアでの映像、大人同士の会話に触れないようにする。特に子供が小さいうちは、何が起こったのか理解できず、暴力的な イメー ジで子供は不安に陥る。

(3)日常生活の喜びを大切にする。いつも以上にスペシャルタイムや家族との時間を密に過ごす。


(4)それでも子供たちは何が起こったか知っているので、特別に安心させてあげる必要がある。
食事やベッドタイムなど、親子ともスローダウンして安心してくると、その不安 を「逸脱行動」で解消しようとするから、スティリスニングしてあげ る。
ただし、災害の話を持ち出すのではなく、子供が選んだ逸脱行動の対象についてだけ話す。
災害は子供にとっては大きすぎる問題なので、取り組みやすい目の前の小さな問 題(パンにバターが塗ってあって嫌だとか)を梃子にして不安な感情を 出そう としているから。

(5)優しく聞いてあげればあげるほど、子供はより強く感情を表してくるの は、スティリスニングの基本。特に、暴力的な映像を見るだけでも、小さ い子 供にとっては直接的な暴力体験なので、不安感から夜泣きや噛む、殴るなどのアグレッションが出てくる。
子供がそういう行為をするのは、自然なことなので、リスニングしてあげる。


うちの娘は8歳ですが、テレビのニュースは見せていません。
彼女が起きていない時間にテレビジャパンを見ていますが、インターネットのニュースは付けっぱなしだし、親2人がずっとPCに釘付けなので、何が 起こったかは知っています。が、彼女は、自分から見たくないと言っています。
もっと小さい子は自分から見たくないと言えないので、親の方が制限すべきでしょう。
8歳より大きな子供で、自分から見たいと言った場合でも、視聴の量は制限すべ きだと思います。

この週末は、娘と一緒に基地を作って遊びました。
今日から父親が出張でいないので、特につながりが壊れないように努力しています。
彼女と遊ぶか、ネットを見ているかのどちらかなので、結果、家事はストップし ていて、大変なことになっています。
週明けに片付ければいいと開き直ってます。