皆さんもご存知のとおり、東日本大震災によって福島原子力発電所の原子炉施設が破損しました。


今も福島原発では、労働者、技術者、警察官、消防士、自衛隊員たちが、命の危険にさらされながら、事態を改善しようと戦っています。

格納容器内の温度が摂氏2200度を超えると、ウランやプルトニウムでできた核燃料が崩壊し始め、より危険な放射性物質が大気中に放出されます。

最悪の事態は、炉心が溶解し、臨界反応が始まり、爆発によって放射性物質が広範囲に拡散することです。関東一体が汚染され、多くの人の命が奪われることになるでしょう。

これはSF小説ではありません。現実です。
真実を知ることは、痛みを伴います。最悪の事態を想像することは、あまりにも恐ろしすぎます。
けれど、私達は、どんなに怖くても目をそむけずに現実を見つめ、しっかりと考えて行動しなければいけません。

福島に向けて祈りを捧げてください。

宗教をお持ちなら、あなたの神様に祈ってください。
瞑想をなさるなら、福島の無事を念じてください。
この地球に生きる人間の1人なら、立ち止まって福島のことを気に止めてください。

私は人間が心を一つにしたときに奇跡を起こす力があることを信じています。
私達と一緒に祈ってください。
あなたの友人を誘ってください。

私達は決して諦めないし、諦めてはいけません。
日本がどんなにひどい状況であろうとも、日本人は必ず立ち直り、復興への長い道のりを歩き続けます。

今から50年後、人類が原子力利用を止めるきっかけとなった日として2011年3月11日を思い出すことができるように願っています。

私達は共にいます。今も、これからも。

ありがとう。

本多ゆか 2011年3月18日