Aちゃんが日本からお土産に持ってきてくれた『3月のライオン』8巻。

10歳の娘が目を潤ませて読んでいたので、どこが一番感動した?と聞いたら、たすきと格闘するシーンだというので、ちょっと意外だった。うちの娘はジジ専なのかと少し心配にもなる。

その後1巻から読み直して、「これひどいよねー」と叫んだ。
7巻の冒頭。

「『信じれば夢は叶う』
それは多分 本当だ
但し 一文が抜けている
『信じて 努力を続ければ 夢は叶う』
ーーこれが正解だ
さらに言えば
信じて
『他のどのライバルよりも1時間長く
毎日 努力を続けていれば
ある程度迄の夢は、かなりの確率で』
叶うーーだ。
キャッチコピーというものは 短い方がいい
ーーでも これは あまりにも はしょり過ぎだと思う。」

わざわざ音読してくれた。

「その通りだと思うよ」と言ったら、
「そんなことは分かっているよー、でも、あんまりだー」とな。

10歳、大人への入り口。受験とかいろいろあって、将来のこととかようやく考え始めて、毎日のように身もだえしている。
微妙な年齢。
もう少し子供で居させたやりたいし、もう少し難しいことにもチャレンジしてもらいたい。
親のほうも、揺れる気持ちで、身もだえしている。