おかえりなさい、ハミングバード。

冬の間はハミングバードを見ない。冬眠しているのかと思ったら、渡り鳥なんだって知った。
あの小さい体で、このノースウエストからバハカリフォルニアまで4000キロを飛ぶのか。
えらいなー。

1週間ほど前に、砂糖水を作ってバードフィーダーに入れておいた。
急に暖かくなったから、もしかしてそろそろ餌が必要かもしれないと思ってね。

そしたら今日、私がシャワーを浴びていることころに連れ合いがうれしそうな声で、「ハチドリが来たよ」と教えてくれた。

今年初めてのハミングバード。
去年は3羽がうちのベランダの常連だった。
同じ子たちが戻ってきたのかな。

「写真を撮っておいてー」と頼んだのだけど、連れ合いがベランダに戻ったら飛び去ったあとで、もう戻ってこなかった。
なので、写真は去年のもの。

午後、雨が降り始めて、途中から雪に変わった。
大丈夫なのかな、ハミングバード。
寒いのが嫌いだから冬の間は暖かい南で過ごすのだろうに。
ちゃんと寝床があるといいね。

ハミングバードは赤い色に寄ってくる。だから、市販の砂糖水容器は赤色だ。
そして、赤いハミングバード用の粉末シロップも売っている。
赤くて、甘いから、たくさん寄ってくる。
でもね、その中身を読んだら、自然界にはないものがたくさん入っていた。

だから、我が家は1カップの水で2分の1カップの白砂糖を煮溶かして冷ましたものを入れている。
調理には白砂糖を使わないから、白砂糖は鳥の餌専用だ。
花の蜜も無色透明で赤くないんだから、これで十分だと思う。