ワシントン大学の桜が満開。SIJPのお花見に参加しました。


SIJPは、Seattle IT Japanese Professionalsの略で、IT業界で働く日本人のネットワークを目的にした会です。
私はITとは無縁なマクロビお母さんなのですが、シリコンバレーに20年も暮らしていると自然とIT関係の話題にも通じてきます。

この週末は桜が満開で美しいだろうなとお花見の予定でしたが、ちょうどSIJPのお花見があるというので合流しました。
野菜の煮物を作って、重箱に詰めて持参しました。重箱でお花見らしさの演出。
着いてみたら、すごい人出でした。
日本と違って飲酒ができないから、ファミリー・フレンドリー。アジア人が多かったけど、コスプレの人も結構居て、ピアノを持ち込んで演奏している人もいました。

ワシントン大学の通称QUADと呼ばれるリベラル・アーツ学科の校舎群の中庭には、30本のソメイヨシノが植わっています。
こちらのサイトによれば、1930年代にワシントンパーク植物園に植えられたものを、高速道路の開通に伴い1964年にワシントン大学に移植した300本の一部だそうです。
樹齢およそ70年の立派な木々です。よく手入れがされていて、毎年、美しい花を見せてくれます。

願わくば、この先何十年も咲き続けてほしいです。

で、肝心のSIJPですが、ハイテクの話はまったく出ず、東大の考古学学科で北海道の擦文文化遺跡を発掘していたというIさんの話を興味深く聞きました。

私は、飛鳥時代から鎌倉時代後半(13世紀)まで、北海道には、アイヌとは全く違う人々が生活していたなんて、まったく知りませんでした。
縄文文化ではなく、擦文文化。四角い家の跡が千単位で発掘されているそうです。
人種ではなく、文明で統一された民族が存在していた。
日本人って何だろう?と考えるとき、北海道に13世紀まで生きていた人々のDNAと文化は重要なピースの1つだと思うのですが、そういう文明が存在していたことさえ学校でも教わらず、一般教養にもなっていないのは残念なことだと思いました。