2種類のカリフォルニア米の放射能測定をしてもらったところ、放射性セシウムは検出されませんでした。

大阪に、真宗大谷派僧侶有志の方々が運営する法灯舎「放射能食品測定所」があります。
こちらで、我が家で食べている玄米を測っていただきました。

我が家で常食しているのは、Costcoで買うLundberg Family FarmsのOrganic Short Grain Brown RiceとWhole Foodsで買うOrganic Calrose Medium Grain Brown Riceです。

Short Grainは単粒種のことで、日本のお米と同じジャポニカ系です。
カリフォルニア州に住んでいたころは、Nijiya Super Marketのオリジナル・ブランド商品オーガニックあきたこまちを食べていました。
あきたこまちの方が、少しモチっとしていて私は好きだったのだけど、家族はモッチリ感の少ないコシヒカリの方が好きだったのです。
ワシントン州にはNijiyaがないので、似たようなお米を探して、モッチリ系のShort Grainとサッパリ系のCalroseの2種類に落ち着きました。
Calroseは、UCデイビス校が開発したジャポニカ種のお米で、タイ米のような長粒種と日本米の中間のお米です。
カリフォルニア州で作られているお米の大半は、このCalrose種だそうです。

で、毎日食べるお米だからこそ、放射性物質による汚染が気になっていました。
福島第一原発の核事故で飛散した放射性物質がアメリカの西海岸まで飛んできましたし、ネバダ州などで行われた核実験で飛散した放射性物質もカリフォルニアの土壌には溜まっていますから。

法灯舎「放射能食品測定所」にそれぞれ1キログラムを郵送し、NaI(TI)シンチレーション検出器で12時間かけて測定していただきました。

Short Grainの結果。カッコ内は検出限界値です。
測定時間[秒] 43200
I-131放射能濃度[Bq/kg] 検出されず
Cs-134放射能濃度[Bq/kg] 検出されず( <0.58 )
Cs-137放射能濃度[Bq/kg] 検出されず( <0.78 )
 全Cs放射能濃度[Bq/kg] 検出されず( <0.97 )

Calroseの測定結果。
測定時間[秒] 43200
I-131放射能濃度[Bq/kg] 検出されず
Cs-134放射能濃度[Bq/kg] 検出されず( <0.59 )
Cs-137放射能濃度[Bq/kg] 検出されず( <0.78 )
 全Cs放射能濃度[Bq/kg] 検出されず( <0.98 )

グラフで値が上昇しているところは、カリウム40という天然カリウムに0.0117 %の割合で含まれている放射性物質から出ているエネルギーを計測したものです。