なでしこベーカリーさんのチャリティ・ベイクセールに行きました。

シアトル地域で、震災・原発核事故の被災者支援を続けているSongs of Hopeさんのベイクセール・チーム「なでしこベーカリー」さんのベイクセールで買い物をするために、初めてボランティア・パークに行きました。

シアトル美術館(SAM)のアジア美術品が収蔵・展示されているアジア美術館、温室、貯水池と給水塔があります。
アジア美術館の正面、貯水池を見下ろすところに、イサム・ノグチの彫刻が据えられていました。
真ん中に、スペース・ニードルが見えるのが、剽軽です。

ボランティア・パークは、ニューヨークのセントラル・パークや、サンフランシスコのゴールデンゲート・パークと同じように、19世紀末の都市に市民生活を豊かにするために作られた公園です。
初めて行ったけど、「ああ、ここ知っている」という懐かしさを感じるのは、ゴールデンゲートパークの近くに住んでいたころを思い出すからでしょう。

毎月第1土曜日は入館料がただになるそうで、ラッキーにもアジア美術館を無料で見学できました。
仏像や経典が飾ってあるにもかかわらず、空気が清浄でこじんまりした美術館でした。
アジア美術に関する書籍を集めた図書館が素晴らしい。
昨年、日本に里帰り展覧会をして話題になった伊藤若冲の作品集と、江戸末期から明治初期の日本人を被写体にした写真集を眺めました。


なでしこベーカリーさんのセールは盛況でした。
売上金は「ふくしまキッズ実行委員会」に寄付されるそうです。
放射能で汚染された地域で暮らす子供たちの健康学習支援のためのキャンプを実施されています。
アジア美術館の館内では、ワシントン州日米協会主催の「Act with Japan」という催しが午後からあったのですが、娘のお迎えがあったので参加できませんでした。

東日本大震災から4年が経ちますが、震災・原発核事故の被災者・被害者の方々の生活は未だに建て治っていません。
なかでも、原発核事故の被害者の方々は、多くの困難に直面しています。
海外でも、被災者・被害者を気にかけている人々が大勢いることが伝わるといいなと思います。



池のほとりには、立派な枝垂桜があって、七分咲きでした。


写真を撮影する連れ合い。


桜を撮影する私。

ワシントン大学の桜もそろそろ開花してきたでしょうか。