昨日の晩御飯。根菜ボールのきのこあんかけ、チャードともやしの炒め物にピーナッツをトッピング、里芋の味噌汁、玄米。

根菜ボールは、れんこん、にんじん、ゴボウのすり卸と玉ねぎのみじん切りを、小麦粉をつなぎにして丸めて揚げます。さつま揚げみたいで、そのまま食べても美味しい。あんかけを上に乗せると、ボリュームが出ておかずになります。

里芋の味噌汁は、具は里芋だけで、薬味にネギを少々。白味噌で仕立てる、シンプルな味噌汁です。
うちは、朝食は、具3品に赤味噌と麦味噌を合わせた「赤い味噌汁」なので、夕食時に味噌汁を作るときはスープのようにシンプルか、おかずにもなるけんちん汁のような具沢山のどちらかにしています。

汁物は、毎日、欠かせません。人間の体は7割が水分で、それもただの水ではなく海と同じものです。人間らしく生きるには、水ではなく、海を取り入れる必要があります。
できれば毎食、汁物があると良いのですが、昼はお弁当なので、朝夕2回は必ず汁物を献立に入れるようにしています。

「忙しくて出汁をひくのは無理」という声を聞きますが、私は出汁には手をかけていません。
うちの基本は、昆布としいたけの精進出汁です。
カップ1杯(アメリカのカップなので240cc)の水に対し、切手大の昆布1枚、干ししいたけ半分の割合です。ゆっくりと15分ほどかけて沸騰まで持っていき、沸騰の直前に昆布を引き出します。ここで味見をすると、昆布の味しかしないので、蓋をして弱火にし、しいたけの旨味が染み出すまで待ちます。好みの味になったらしいたけも引き上げます。

ただ、この方法だと、30分ほど時間がかかります。
そこで、いつでも出汁が使えるように私がやっているのは、水出しです。
ガラスの瓶を2本用意し、1つに水と昆布、もう1つに水と干ししいたけを入れ、常温で6時間ほど置きます。
この昆布水としいたけ水を2対1の割合で合わせて、出汁にします。
別々の瓶に入れるのは、時間が経つとしいたけの味が濃くなってしまうからです。
ある程度の濃さが出たら、冷蔵庫に保管します。

うちの昆布は、震災直後に北海道の乾物屋から直接、箱買いした震災前の日高昆布です。
干ししいたけは台湾産。

国産の干ししいたけは、栽培に使われる原木の大半が福島・茨城産であるため、しいたけの産地に関わらずセシウムの移行が見られます。先日、地元の原木を使った徳島産のしいたけは検出なしだったという記事を読みました。