昨日の晩ご飯は、自家製がんもどき、ゴボウとニンジンのきんぴら、パクチョイとラディッシュの水炒めにエゴマ油と梅酢のドレッシング、甘い野菜のスープ、白米。

昨日のご飯が珍しく白米だったのは、夜中の2時過ぎに米を研ぎながら、「これは絶対に明日の朝、6時に起きられない」と覚悟を決めて、タイマーつきの炊飯器を使ったからです。娘が日本語補習校に通っているので、土曜日もお弁当を作ります。お弁当は基本的に米食です。
うちの玄米は、最低6時間浸水してから、約1時間かけて鍋で炊きます。古い炊飯器なので玄米を炊くと美味しくない。しかも、浸水時間が4時間を切るとなったら、白米を選びます。家庭で玄米菜食を長く続けていくには、柔軟性が必要です。「柔軟性」と「いい加減」との線引きが微妙ですけどね。

がんもどきを、関西の方は飛竜頭と呼ぶのかな?それとも、この2つは微妙に違うのかしら?

まず、硬い豆腐と長芋と自然塩をフードプロセッサーにかけて生地を作ります。
で、そこに入れる中身は、手元にあるもの何でもOKです。「料理本の通りに作らないといけない」と思わないで、「柔軟性」を発揮するべき料理です。

私は、昨日は、残り物の黒豆煮、おつまみから取り分けておいた枝豆、ネギの小口切り、きくらげのみじん切り、そして少し残しておいた豆腐を手でほぐして入れました。
きくらげを長めに切ると、がんもどきを丸めた時に生地からはみ出てしまいます。油で揚げる時に、そのはみ出た部分が爆発して痛い目に遭うので、みじん切りにしてしまいました。ニンジンも入れれば、彩が良かったなと後から反省しました。

手に油を塗って丸めると、上手にできます。油に入れたら、パチパチという乾いた音になるまで待ちます。底になっている方の面がキツネ色に揚がっていれば、ひっくり返しても壊れません。小さいのをたくさん作って、短時間で揚げるか、大き目のを作ってじっくりと揚げるか、お好みでどうぞ。
私は昨日は、ハンバーグくらいの大きさに丸めました。1人2個を銘々皿に盛って、大根おろしを添えました。

日本の豆腐だと、フードプロセッサーにかける前に、しっかりと水切りする必要がありますね。
アメリカでよく売っている豆腐は、硬いものが多いです。水分が少なめの中国豆腐に近い。
特にバキュームパックのExtra Firmだと、水切りする必要がまったくないので、フードプロセッサーにかけると、だんだんと練りあげられてドーナッツの生地のようになります。
多めに作って冷蔵庫で保存も可能です。がんもどきの生地にするほか、甘みと小麦粉を加えてドーナッツにしたり、カボチャペーストを混ぜてオーブンで焼いて卵焼きもどきにしたりと、使い勝手が良いです。