昨日の晩ご飯は、玉ねぎと蕪のロースト、セイタンとニンジンの煮物オレンジ風味、トロトロ白菜と豆腐のスープ煮、アマランサス入り玄米。

玉ねぎと蕪は1.5センチくらいの輪切りにして、温めて薄く油を塗ったフライパンに並べ、自然塩をふります。ジュワジュワと水気が染み出てくる音がしだしても、じっと我慢。動かさないで、焼き色がついて柔らかくなったらひっくり返す。
こちらの蕪は大きいので、直径30センチのフライパンに3つしか並びません。玉ねぎを焼いて柔らかくなったら端に寄せて、空いた所で蕪を焼く。
それだけです。

お皿に、蕪を置いた上に玉ねぎを乗せて、食べるときはステーキみたいにナイフで切って2つ重ねたまま口に入れると、蕪のホロ苦さと甘さ、玉ねぎの濃厚な甘さがマッチして、贅沢な味わいです。

お客様に出すときは、煮詰めたバルサミコソースを飾ると、レストランっぽいですね。

セイタンは、正当なるタンパク質と桜沢先生が命名したグルテンのことです。味付きセイタンの缶詰が、台湾系ベジタリアン食材として売っています。台湾は、ベジタリアン料理が盛んなところなので、いつか行ってみたいです。

昨日使った缶詰は、甘い醤油味でピーナッツが一緒に煮込んでありました。ニンジンを短時間蒸し煮にして甘みを引き出してから、セイタンとピーナッツを入れて、ニンジンが柔らかくなったら火を止めます。そこに、オレンジの皮のすり下ろしと、生姜の絞り汁を入れて、ひと混ぜ。
出来上がりの味は、こちらの中華料理のテイクアウトの定番、オレンジチキンに似ています。

アマランサスは、こちらで手に入れやすい(擬似)雑穀です。見た目はトビコ、味は草、食感はツブツブプチプチ。ご飯と一緒に炊くと、モッチリ感が増します。インカのスーパーフードと宣伝されていて、タンパク質、カルシウム、鉄分が豊富です。血が足りないなーと思う時に、ご飯に入れると良し。

食用のアマランサスを先に知ったので、園芸用のアマランサスと同じ種類の植物だとは思っていませんでした。赤いケイトウの一種です。上に(擬似)雑穀と書いたのは、イネ科でもマメ科でもない擬穀だから。まあ、こんなマニアックな分類はどうでもいいことなんですけど。

ともかく雑穀の中では粒が小さい方なので、目の細かいザルに入れて、水を張ったボールの中で泳がせるように洗って下さい。