年末に予約を入れておいた鍼灸治療に行って来ました。

10月ごろに首をぎっくりと痛めて以来、鍼灸治療に通っているので、予約が入れてあったのです。
入れておいて、本当に良かった。

食道は、食べたものを下に下にと押し下げる構造をしています。吐くときは、その食道の本来の動きに反する力を必要とするわけです。
一瞬の反射だけに、その力み具合いもものすごい。
実は、ちょっとした拍子にお腹に痛みを感じるので、まだお腹が本調子ではないのかなと思っていたら、どうやら筋肉痛のようです。
それも、普段、一生懸命鍛えようとしてもなかなか難しいコアの筋肉が。
お腹と背中がバリバリに硬くなっていて、背中が硬いとまた別の意味で吐き気が起こってくる。
自分でやる整体や活元運動だけでは、どうにも解消できなかったので鍼の力でほぐしてもらえて本当に助かりました。

私が通っているクリニック、アルパイン・インターグレイテッド・メディシンは、ND( ナチュロパス・ドクター 、ワシントン州公認資格自然医学医師)でカイロプラクターのドクター・ブルックと鍼灸師の二コルが始めた西洋と東洋医学を一体化させたホームドクター・クリニックです。
内臓の疲れが筋肉疲労になることも理解している先生方なので、「いやー、元旦に15年ぶりに牛肉を食べたら吐き戻しまして、体のあちこちが痛いです。」と近況を報告したら、首の治療のあとで胃腸の治療もしてもらいました。

「何を食べたのー?」と聞かれたので、「すき焼きって知っていますか?」と聞いたら、「知らない」とのこと。
カリフォルニアの日本食レストランでは「すき焼き」は割りとポピュラーなメニューなのだけど、ワシントン州では外食先としての和食はそれほどポピュラーではないようです。
美味しいもの好きのブルック先生は「すき焼き」に興味津々で治療の間、作り方を熱心に質問してくれました。

お二人とも若すぎて、「すき焼きソング」(坂本九の「上を向いて歩こう」のアメリカ名)を知らなかったです。昭和は遠くなりにけり。