昨日のおかずは、大根を1本丸ごとおろして食べる雪鍋。

大根をおろすときは、自分の体重をかけない。大根さんの重みだけですりおろしていく。私の手は、添えるだけ。
瑞々しい大根なら、たくさん水分が出てふわっとした大根おろしになる。

土鍋に大根おろしをしき、切った豆腐を入れて蓋をして中火にかける。大根おろしが端からクツクツとあわ立ってきたら、弱火にして豆腐が温まったら火から降ろす。生姜おろしとネギの小口切りを用意する。

それだけ。

昆布もいれないし、水も加えない。大根おろしと豆腐の水分だけ。

で、食べるときは、まず、大根おろしと豆腐だけで食べる。
大豆の甘みや、大根の甘みと辛味が感じられる。
次に、ネギだけ入れて食べる。甘さに加え、ネギの辛味を味わう。
次は、生姜だけ入れる。甘みと辛味に刺激が加わる。
飽きが来たら、初めて醤油を少しさす。塩からい味(鹹味=かんみ)を感じるので、また違う味わいとなる。

最初から醤油をかけないで、
まあ、たまにはこういう食べ方をしてみてください。

もし柚子が手に入るならば、柚子の皮を加えて苦味を、柚子の絞り汁をたらして酸味を加わえられるので、五味の全てが味わえます。

温まるし、やさしさが広がります。
油っぽいものや、お肉をたくさん食べた後にこの雪鍋を食べると脂肪を分解してくれます。